2017年08月18日
県総合運動公園前の朝景(2)
今朝の東の空は発達した積乱雲が高くそびえ立ち朝焼けに輝いていた。
公園でキャンプ中の親子が、岩山(いるか島)近くの海の中で遊んでいた。
声掛けして朝焼け雲を映して光る浅瀬の方に歩いてもらって撮った。

撮った写真を母親の方に見せていると、遠く黒い影を横たえる与勝半島の上に
朝日が昇ってきた。
並び立つ3つの峰のi頂は横に広がり形を崩しはじめていたが、まだその姿形を
保ってそびえている。日差しが強くならない前に、急いで雲の峰が海面に映る
場所を捜して撮る。
朝日が差すと公園前の岩山(いるか島)は赤く輝く。
いつも見慣れた人の目では感じない風景でもカメラの目で見ると、とにもかくも
美しく感動する。
県総合運動公園の敷地は沖縄市(比屋根)と北中城村にまたがっている。
比屋根の東側は泡瀬地区。比屋根から泡瀬につづく海の干潟が埋め立て工
事が進められている場所。
引き潮で広がった干潟や浅瀬の中を海中に設置された工事用道路橋の下まで
歩いた。以前、緑の運動場のような光景を見せて広大な干潟一面に生えていた
海藻はもう全く見られない。海底は泥が多くなっていた。

工事用道路鉄橋の下。
海中で橋を支える無数の錆びた赤い鉄柱と水面に映るその斜めの影。
はるか奥の一点へ視線は引き込まれる。

公園の方に引き返す。
浅瀬の中を水音を立てて進むと、ときどき足下を素早いスピードで逃げ去り
石の下に潜り隠れる影が見えた。エビかと思ったがガサミだった。
近くに逃げ場の石を見つけきれなかった一匹。パタッと止まると
両のハサミを向けて防御の姿勢。

公園前の砂浜。朝日に照らされて輝くハマエノコロ草。
朝日に満たされた海岸に打ち上げられた海藻。美しく照らされて輝く。

猫も海岸に出て朝日を浴びる。猫にも人間にも朝の日光浴は健康に良い。
カメラを向けると逃げはしないが迷惑顔でにらみつける。吾輩は猫だ。
Posted by 流れる雲 at 11:00│Comments(0)
│朝日・朝景