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2018年04月18日

雨に濡れる月桃の花

  久し振りに雨のふった日。北部の集落の外れで蕾の月桃の花を見つけた。
  もう月桃の季節なのだ。

  鞘がとれたばかりの純白の蕾が雨雫に濡れた月桃を葉の茂みの上下左右
  から覗きながら構図を探した。
  



雨に濡れる月桃の花





雨に濡れる月桃の花





雨に濡れる月桃の花





雨に濡れる月桃の花

   葉の緑と蕾の白。蕾の先のピンク色。色のコントラストが美しい。
   
   月桃の花は朽ちやすい。風雨や寄ってくる虫たちで花が多く開らいた頃には汚れや
   傷が目立ってくる。いいのを見つけたらすぐに撮る。




雨に濡れる月桃の花

   葉の裏側のすき間からのぞき込むアングルでフレーミングした。  





   雨に濡れる月桃の花

   鞘がついたものもまだかなりある。
   しばらくの期間は初々しい色の月桃の花が見れる。
   


   雨に濡れる月桃の花

  




雨に濡れる月桃の花
    
   房状になって垂れ下がる月桃にはやっぱり縦の構図がいい。
   



雨に濡れる月桃の花






雨に濡れる月桃の花





雨に濡れる月桃の花





雨に濡れる月桃の花



   純白の蕾。咲き始めたばかりの花。月桃を撮るならば今の頃だろう。
   春雨が降ったら、もう1~2度は傘をトランクに車を野山の道に走らせよう。百合もちらほら
   咲き始めた。デイゴの紅い花も見かける。雨に濡れた花は絵になる。




雨に濡れる月桃の花




雨に濡れる月桃の花




   去った4月16日はチャップリンの誕生日だった。  
   この偉大な芸術家・喜劇王チャップリンが『自伝』のなかで母と花の思い出を語っている。

     「もともとどんな貧しいときでも、土曜日の晩の買い物に出ると、必ず二・三本のニオ 
     イアラセイトウくらいは買って帰るのが母の習慣だった。」

   ニオイアラセイトウは花の名でアブラナ科。花を愛する者に悪い人間はいないと歌にも
   ある。チャップリンの弱者への眼差しの優しさや花好きはこの母の影響だろう。


   チャップリンの話で思い出したことがある。かなり以前のことだが、ある同僚の女性は毎
   月給料日に花を一輪買い職場の自分の机の片隅に飾っていた。仕事を頑張った自分へ
   の褒美だと話していた。

   月桃は生命力が旺盛。二・三本は切り取っても天は黙って見逃してくれるほど多くの月桃
   が野山に花咲く。畑の肥料にその葉をすき込むため畑地の周りに垣根のように植えてい
   る農家もある。お願いすれば二・三本はいただける。壷に差し込めば月桃ならではのダイ
   ナミックで野生的な生け花になる。
  
  
         月桃の花ひと房もちて野良帰り   (片雲)  









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Posted by 流れる雲 at 23:00│Comments(0)
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