2017年07月25日
浦添市西洲の海岸
防波堤の上に立つと広い干瀬が広がっていた。
礁の縁には数人の釣りの影が遠く見える。今日は大潮だ。
浦添市西洲(いりじま)の卸商業団地前の海岸。
仕事の途中だろうと思われる釣りマニアが立ち寄っては防波堤から潮の
様子を眺めては帰る。
釣り道具を背負った夏休みの少年たちは自転車で乗り付け干瀬に下りて
いった。「こんにちわ」と一人の少年が空の青さのようなさわやかな声で
あいさつしてくれた。
雲の様子を見ながら防波堤の上を行きつ戻りつしながら構図をさがす。
堤防から落ちないよう気をつかうので夢中にはなれない。

2017,7,24
海はおだやか。かすかに吹き寄せてくる風にさざ波がイノーに立つ。

イノーに雲の影が映っている。積乱雲がゆっくりと姿を変えていく。

放射状の巻雲が広がってきた。
これは並んだ巻雲が遠近法の効果で放射状に広がるように見える状態。
空を広く撮る。
右側に見える建物群は米軍基地のキャンプキンザー。
建設中のキンザー前の海岸道路(浦添ふ頭地区臨港道路・浦添線)の橋梁も
見える。
干瀬ははるか彼方まで続いている。いつか歩いてみたい。
以前、職場の上司がここのイノーに自分が知っているタコの穴場があると語って
いたことを思い出す。海が好きだったようだ。死んだら墓はつくらず夫婦とも遺灰
は海にまいてもらうと決めているとも話していた。
また、自宅の庭に咲く紫色の小さな可憐な花を指さしリュウキュウコスミレだと
教えてくれた。それ以来、リュウキュウコスミレが好きになり、春になると道ばた
や野辺に探す。
キャンプキンザーの海岸側の基地内道路を車を走らせながら海を眺めたことが
ある。基地内の緑の芝生の向こうに広がる青い海。リゾート地を思わせるとても
美しい海の風景だった。
これは他の基地では見られない。しかし、道路の建設で美しい景観も変わってしま
うかも知れない。
嘉手納基地、普天間基地でもそうだが基地内に入ると周囲に沖縄は見えなくなる。
基地が広大なためだ。ここは沖縄か?と思ってしまう。

上の写真と同じ方向。雲をアップする。

長い防波堤の陸側と海側の両サイドとも、スプレーのストリートアートで埋め尽く
されれている。陸側はほとんど色あせているが、海側には新しいものも見られる。
陸側のアートの色あせがまだ目立たない頃に、何回か通い撮ったことがある。
雲やモクマオウの樹木と組み合わせるといい絵になる。
最後の方に2015年7月に撮った写真を掲載した。

青く遠い天。
このはしごにのぼると
すこしだけ、 まあほんのすこしだけだが天に近づく。
それから堤防にすわり
ペットボトルの水を ちょびりちょびり飲みながら
夕陽が沈むまで
一日中海をみているのだ。

2015,7,7







このようなストリートアート(グラフィティーアートともいう)は、いつ描くのだろうか?
皆がそうなのかは知らないが、ある知り合いの青年は月のある夜に描くのだと教
えてくれた。逮捕されそうになったこともあるという。
建造物などの所有者・管理者の許可を得ていない場合は、不法の器物損壊行為
なのだ。
海岸歩きをしていると護岸に描かれたアートをよく見る。巧みに描かれた気に入っ
た作品も多く見た。そして撮ってきた。
今年の3月、グラフィティアート展が沖縄県立博物館・美術館で開催されプロによる
会場での実演もあった。
「落書きというイメージを払拭したい」「アートには幅がある。名画もストリートアート
も展示したい」と同館の前田副館長は芸術としての価値を認める。

2017,3,11

スプレーのガスを吸い込まないようにガスマスクをしていた。

沖縄県立博物館・美術館内の展示作品。
国際通りなどの商店街のシャッターを利用したストリートアート作品展があったら観光
にも役立つのではないかと思ったりする。
夜間・休業日の閉店時や、あるいは台風時に閉じた商店街のシャッターに描かれた
グラフィティアートが通りにつづくイメージが浮かぶ。
次の2枚は、西洲(いりじま)海岸の防波堤の海側の壁に描かれていた絵の一部。


大きな白雲が西の空に立ち上ると西洲の海岸が脳裏に浮び、心がそわそわした
ころもあった。
西洲地区は風景写真好きにはいい撮影スポットだと思う。
コンクリートの防波堤と倉庫の建物、そして港のコンテナ群の単調な風景だが
白雲があると撮るのに退屈しない場所だ。
港の突堤から見る夕日や夕焼けもテトラポットと組み合わせるといい絵になる。
ただ、卸商業地域なのでトラックの往来が激しくほこりっぽい。そして、日陰が
なく昼はともかく暑い。



暑い日差しの下、堤防の上で汗をにじませ昼寝している若者。
「モウ、いつまで寝てるんだ」と牛も心配顔。
寝姿を撮った許可を得るため指で突いたが起きない。2~3度声かけし突くがや
はり起きない。今度はちょっと強めにゆする。びっくりしたように起きた。
どれくらい自分は寝ていたんですか。今何時ですかと問うてくる。ぐっすり寝込ん
でいたようだ。

2017,7,27
潮が満ちてきたときの西洲海岸のイノー。
岸近くで男性が泳ぎながら熱帯魚を捕っている。

青い熱帯魚(ルリスズメダイ?)を捕っている。今の時期はきれいな
ぴちぴちしたものが捕れるという。


港湾の突堤の上から夕焼けの西空を望む。
礁の縁には数人の釣りの影が遠く見える。今日は大潮だ。
浦添市西洲(いりじま)の卸商業団地前の海岸。
仕事の途中だろうと思われる釣りマニアが立ち寄っては防波堤から潮の
様子を眺めては帰る。
釣り道具を背負った夏休みの少年たちは自転車で乗り付け干瀬に下りて
いった。「こんにちわ」と一人の少年が空の青さのようなさわやかな声で
あいさつしてくれた。
雲の様子を見ながら防波堤の上を行きつ戻りつしながら構図をさがす。
堤防から落ちないよう気をつかうので夢中にはなれない。
2017,7,24
海はおだやか。かすかに吹き寄せてくる風にさざ波がイノーに立つ。
イノーに雲の影が映っている。積乱雲がゆっくりと姿を変えていく。
放射状の巻雲が広がってきた。
これは並んだ巻雲が遠近法の効果で放射状に広がるように見える状態。
空を広く撮る。
右側に見える建物群は米軍基地のキャンプキンザー。
建設中のキンザー前の海岸道路(浦添ふ頭地区臨港道路・浦添線)の橋梁も
見える。
干瀬ははるか彼方まで続いている。いつか歩いてみたい。
以前、職場の上司がここのイノーに自分が知っているタコの穴場があると語って
いたことを思い出す。海が好きだったようだ。死んだら墓はつくらず夫婦とも遺灰
は海にまいてもらうと決めているとも話していた。
また、自宅の庭に咲く紫色の小さな可憐な花を指さしリュウキュウコスミレだと
教えてくれた。それ以来、リュウキュウコスミレが好きになり、春になると道ばた
や野辺に探す。
キャンプキンザーの海岸側の基地内道路を車を走らせながら海を眺めたことが
ある。基地内の緑の芝生の向こうに広がる青い海。リゾート地を思わせるとても
美しい海の風景だった。
これは他の基地では見られない。しかし、道路の建設で美しい景観も変わってしま
うかも知れない。
嘉手納基地、普天間基地でもそうだが基地内に入ると周囲に沖縄は見えなくなる。
基地が広大なためだ。ここは沖縄か?と思ってしまう。
上の写真と同じ方向。雲をアップする。
長い防波堤の陸側と海側の両サイドとも、スプレーのストリートアートで埋め尽く
されれている。陸側はほとんど色あせているが、海側には新しいものも見られる。
陸側のアートの色あせがまだ目立たない頃に、何回か通い撮ったことがある。
雲やモクマオウの樹木と組み合わせるといい絵になる。
最後の方に2015年7月に撮った写真を掲載した。
青く遠い天。
このはしごにのぼると
すこしだけ、 まあほんのすこしだけだが天に近づく。
それから堤防にすわり
ペットボトルの水を ちょびりちょびり飲みながら
夕陽が沈むまで
一日中海をみているのだ。
2015,7,7





このようなストリートアート(グラフィティーアートともいう)は、いつ描くのだろうか?
皆がそうなのかは知らないが、ある知り合いの青年は月のある夜に描くのだと教
えてくれた。逮捕されそうになったこともあるという。
建造物などの所有者・管理者の許可を得ていない場合は、不法の器物損壊行為
なのだ。
海岸歩きをしていると護岸に描かれたアートをよく見る。巧みに描かれた気に入っ
た作品も多く見た。そして撮ってきた。
今年の3月、グラフィティアート展が沖縄県立博物館・美術館で開催されプロによる
会場での実演もあった。
「落書きというイメージを払拭したい」「アートには幅がある。名画もストリートアート
も展示したい」と同館の前田副館長は芸術としての価値を認める。

2017,3,11

スプレーのガスを吸い込まないようにガスマスクをしていた。

沖縄県立博物館・美術館内の展示作品。
国際通りなどの商店街のシャッターを利用したストリートアート作品展があったら観光
にも役立つのではないかと思ったりする。
夜間・休業日の閉店時や、あるいは台風時に閉じた商店街のシャッターに描かれた
グラフィティアートが通りにつづくイメージが浮かぶ。
次の2枚は、西洲(いりじま)海岸の防波堤の海側の壁に描かれていた絵の一部。


大きな白雲が西の空に立ち上ると西洲の海岸が脳裏に浮び、心がそわそわした
ころもあった。
西洲地区は風景写真好きにはいい撮影スポットだと思う。
コンクリートの防波堤と倉庫の建物、そして港のコンテナ群の単調な風景だが
白雲があると撮るのに退屈しない場所だ。
港の突堤から見る夕日や夕焼けもテトラポットと組み合わせるといい絵になる。
ただ、卸商業地域なのでトラックの往来が激しくほこりっぽい。そして、日陰が
なく昼はともかく暑い。
暑い日差しの下、堤防の上で汗をにじませ昼寝している若者。
「モウ、いつまで寝てるんだ」と牛も心配顔。
寝姿を撮った許可を得るため指で突いたが起きない。2~3度声かけし突くがや
はり起きない。今度はちょっと強めにゆする。びっくりしたように起きた。
どれくらい自分は寝ていたんですか。今何時ですかと問うてくる。ぐっすり寝込ん
でいたようだ。
2017,7,27
潮が満ちてきたときの西洲海岸のイノー。
岸近くで男性が泳ぎながら熱帯魚を捕っている。

青い熱帯魚(ルリスズメダイ?)を捕っている。今の時期はきれいな
ぴちぴちしたものが捕れるという。


港湾の突堤の上から夕焼けの西空を望む。
Posted by 流れる雲 at 11:05│Comments(0)
│風景