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2019年04月03日

街散歩撮り~那覇(1)


  那覇の街へ行くと車は街外れに停める。
  そこから歩いて路地や川べり、あの横道この横道
  と気ままに街中へ向かう。


  昔ながらの変わらない路地。川面に映える建物。
  行き交う人々など。そして街の谷間に沈む夕陽。
  行き帰りの街の変わる風景は楽しい。 



街散歩撮り~那覇(1)

  久茂地あたり。居酒屋の大きな目立つ看板。壁から
  浮き出ているかと錯覚するデザイン。気にいった。 



街散歩撮り~那覇(1)
 
  傘を持った人影は好きだ。 
 


街散歩撮り~那覇(1)

  赤色は画面を引き締める。赤も好きな色。
  観光客が多い。



街散歩撮り~那覇(1)

  路上で撮っていることをつい忘れてしまうと、背後
  からクラクションを鳴らされる。
   

  オートバイはとうとう動くことはなかった。邪魔だと
  思った。そのままでもいいと今は思う。 



街散歩撮り~那覇(1)

  若狭あたりの街角。
  この壁画に遭遇したときはびっくりし、そして嬉
  しくなった。

 


街散歩撮り~那覇(1)

  2階まで大柄な花のデザインで埋められている。
  壁全体が芸術作品。これはすごい。脱帽!

  街のこのようなアートに作者名は刻されない。
  どこかに刻名してあってもいいと思う。
 


街散歩撮り~那覇(1)

  人物をブラすため、向かいの通路に座ってカメラ
  を膝に固定した。



街散歩撮り~那覇(1)

  場所は松山だっただろうか。橋のある十字路の
  一角。
 
  店の看板は少々ごてごてしているが、道路標識
  とその下に立つ黄色い衣服の通行人の存在が
  絵にしている。
  



街散歩撮り~那覇(1)


  横広がりの雲が白くバスの上の空間を埋めている。
  それぞれ色の建物、バス、自転車が斜線の構図で
  並んだ。


  いいタイミングに出会うと嬉しい。

  


街散歩撮り~那覇(1)
  
  駐車場の上に開けた青空があった。白い雲が広
  がっていた。ここもたぶん松山だった。



街散歩撮り~那覇(1)

  

  詩人の山村暮鳥(やまむらぼちょう)に「雲」という
  詩がある。


   おうい雲よ     
   ゆうゆうと
   ばかにのんきそうじゃないか
   どこまでいくんだ
   ずうと磐城平(いわきだいら)のほうまでいくんか



  のどかな田舎の広い空の風景の中をぽっかりと
  綿雲が流れていく。そういうイメージをこの詩に
  はもっている。
 
  街で暮鳥の雲を見つけることはできるだろうか。
  いつか見つけることができるかも知れない。

 
  若狭の雲は波の上から瀬長島の方へいくのだ
  ろう。あるいはそこまでいかず消えてしまうのか。
  ゆっくりと動いていた。
  



街散歩撮り~那覇(1)

  モノレール駅下を流れる久茂地川。

  テーマのひとつにした「自転車のある風景」も
  面白いほど撮れた。 



街散歩撮り~那覇(1)

  裏通りの谷間には電柱が多い。
  狭い空を縦や横、右へ左、斜めにと横切る電線.



街散歩撮り~那覇(1)

  軌跡の1マイルと呼ばれた国際通りも1歩横道へ
  入ると電柱、電線のある風景になる。


  日射しがつくる日向や影があると、なお絵心が
  ひかれる。

 


街散歩撮り~那覇(1)

  国際通りににつながった通りの角。




街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)

  見上げると巨大な二基の赤いクレーン。  



街散歩撮り~那覇(1)

  国際通り。

  周りは観光客。人混みの中をただ歩くだけが
  多くなる。


  黒い壁の店があった。握手する白と黒の手。
  店の道路向かいで絵になる通行人を待った。
  


街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)

  国際通りの店頭でふんぞり返っている若者。
  それなりの訳があるのだろう。



街散歩撮り~那覇(1)

  目がいいと思った色や形は一応撮る。一期一会
  の被写体になるかも知れない。

  店の前に青い色のキャップの島酒が並んでいた。
  沖縄は泡盛の島。


  山之口貘がこの泡盛の島の行く末を案じて詠んだ
  詩がある。
 

     
    蛇皮線の島
    泡盛の島

    詩の島
    踊りの島
    唐手の島
 
    パパイヤにバナナの島
    九年母などの生る島

    蘇鉄や竜舌蘭や榕樹の島
    仏桑花や梯梧の真紅の花々の
    炎のように燃えさかる島


    いま こうして郷愁に誘われるまま
    途方に暮れては
    また一行づつ
    この詩を綴るこのぼくを生んだ島

    いまでは琉球とその名ばかりのように
    むかしの姿はひとつとしてとめるところもなく
    島には島とおなじくらいの
    舗装道路が這っているという

    その舗装道路を歩いて
    琉球よ
    沖縄よ   
    今度はどこへ行くというのだ


       山之口貘「沖縄よどこへいく」より
     




街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)

  祭りやイベントはほとんど撮らない。
  正直いうと構図をどう撮ればいいか分からない。 
  この日はたまたま歩行者天国の日に出くわした。



街散歩撮り~那覇(1)


  平和通りはメインどおりも裏通りも魅力的な
  被写体に溢れている。撮っていたらきりがない。



街散歩撮り~那覇(1)

  観光客がいっぱい。
  
  
 
街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)


市場で。隙間道の向こうを覗く。




街散歩撮り~那覇(1)

  華やかな街の裏へぬけるスージグヮー
  を行く人影があった。




街散歩撮り~那覇(1)

  国際通りの一角。




街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)


  ビルの壁面。向かいのビルが映っている。
  


街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)

  桜坂。国際通り屋台村で。
  2015年にオープンしたそうだ。
 


街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)

  桜坂の裏通り。黒くぬられた壁の雰囲気に惹かれた。
  壁を撮っていると若い方が店を開けにやってきた。
 

  写真を撮っている理由を簡単に話す。
  住宅街では、何故撮影しているのかと不審者に
  思われることもある。   




街散歩撮り~那覇(1)

  同じ裏通り。小さな飲み屋の入口で見かけた
  大胆で見事な造花の生け花。

  白い傘が立てかけてあった。飲み客の忘れ物か。
  赤と白のコントラストが美しい。



街散歩撮り~那覇(1)


  店の外の壁。懐かしいポスター。往年のスター達
  がいる。


  桜坂の通りには旧グランドオリオンという名の
  映画館があった。
  「国際通り屋台村」はその跡地にできている。



街散歩撮り~那覇(1)

  ビリー・ホリデイが歌っている。




  国際通りの東側の久茂地、松尾、壺川、壺屋、安里
  などの裏通り一帯は、別にもう1~2日かけて撮りた
  いほど惹かれる。
 



街散歩撮り~那覇(1)


  住宅街では生活感のある被写体に目がいく。
  
  どこでも見かける被写体だが、背景との色の
  コントラストがいいと撮りたくなる。



街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)


  水不足で疲れ気味のアロエベラ。



街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)




街散歩撮り~那覇(1)

  住宅の道路に面した壁を取り外した車庫だった。



街散歩撮り~那覇(1)

  年月が描いた抽象画。色と形の配置がいい。


  街には人が意図しても描ききれない自然の抽象
  画がたくさんある。


  ピカソは言ったそうだ。
  「皆が絵画を理解したがる。そのくせ、鳥の唄を理
  解したがりはしないのだ。人は夜とか、花とか、あ  
  たりにあるものを理解しようともしないで愛するでは
  ないか?」(岡本太郎著『青春のピカソ』新潮文庫)




街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)





街散歩撮り~那覇(1)

  曲がりくねった街路樹の幹の形が面白かった
  のでカメラを向けた。波の上の孔子廟前。



街散歩撮り~那覇(1)

  幸せを願ったおみくじの花。








Posted by 流れる雲 at 18:00│Comments(0)街散歩イベント
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