2018年03月05日
霧の風景

霧が発生している泡瀬の海岸に行った。海岸をひととおり歩き公園にあがる。
公園にはウォーキングをする人影。近くに浮んでは霧の中に消えていく。
霧は海を隠しやがて公園にも満ちてきた。
公園の人工池。おぼろな太陽の光が池に映り東屋の白い屋根が浮ぶ。池の
面を白いアヒルが一匹、霧の中の白鳥のように泳いでいたがどこかに行った。

池に橋が影を映す。

霧は公園の樹木も包む。梢の向こうを静かに白い陽が昇る。

しっとりと霧に濡れたベンチのまわりは静寂に包まれる。

公園から再び海岸に下りる。
海岸には絵になるポイントが幾つかある。

黒い影を空に突き出す樹木はモクマオウ。太陽はかなり昇った。
波に濡れた敷石がかすかに陽に映えている。


霧の中で小さな器を手にアーサを採っている老人がいた。
ここへ来るとき通った泡瀬の橋はもっと霧が立ちこめていた
と会話は霧の話になる。

砂浜に広がるグンバイヒルガオ。そしてモクマオウの幼木が2~3本。
いつもは見える埋め立て工事用の橋が今日は霧に隠れている。

いるか島と釣り人。海側から霧が押し寄せる。

霧にかすむ白い太陽、そして釣り人。波は音もなく砂浜に寄せては返す。
朝霧や釣りする人の影ひとつ
霧はますます濃くなる。このような日にはなかなか巡り会えない。
幻想的な青い霧の海岸風景。東山魁夷の描く日本画を思い浮かべた。
Posted by 流れる雲 at 11:00│Comments(0)
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