サーファー
うるま市平敷屋の海。
青間(おうま)海岸。サーファーが波乗 りをし
ているのをたまに見かける。
逆光の朝陽が強くなる。海が波が飛沫が
光る。
サーファーの波癖読みし粘り腰 (能村研三)
詩のように撮れたらいいと思う。海の詩の絵が。
普段、青間海岸を訪れる人は少ない。
地元の老人が砂浜を散策をしているのを
見かける程度。
ここへ来たら海岸を端から端へ往復を
する。その時間が好きだ。
その間に必ず何枚かいい絵が撮れる。
海岸線はおおよそ250メートル。その3分
の2ほどは砂浜。
砂浜の先は波に洗われた平らな岩床の海
岸で、米海軍基地「ホワイトビーチ」が接し
ている。
大洋から繰り返し繰り返し波は押し寄
せる。その中に立ち無心にシャッターを
切り続ける。
波の白いシーツが広がる。爽快かつ幸せ
な気分になる。
光る海を遠く津堅島の定期船が過ぎる
静かな砂浜。足裏から響いてくる砂利の
音を聞きながら帰る。
波打ちぎわからいきなり千鳥が飛び立
った。波の上をさらに砂浜の前方に飛ん
でいく。
ーー孤独、静寂、緩やかな時の流れ
にもまた、わたしたちへの贈り物が託
されている。(メアリー・C・モリソン)
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