rat&sheepの窓際で

流れる雲

2019年06月22日 17:00




   
 rat&sheep(鼠&羊)。客が数名。窓際
 の席が空いていた。


 窓の風景の空を雲が流れていく。
 いい風情の光景に心がそわそわする。撮り
 たくてしょうがない。

 注文の料理を待つ間、店の時間はゆっくりと
 流れる。雲は少しずつ変化しいつ失せるか分
 からない。どうしょうかと悩む。

 思い切って車からカメラを取り出し店に戻り窓 
 枠をフレームに見立て何枚か撮った。駐車場
 の赤い標識がいいアクセントになった。








 





 「P」のある光景。








 まきやしほさんという方の展覧会が行われ
 ていた。


 棚にイラストふうの絵画のある詩の冊子が
 数冊(手作りのようだった)。

 壁には、絵日記のようにやはりイラストふう
 な画を表に、裏には文章が記されたハガキ
 が多数展示されていた。


 客の男性がそれを観賞しようと入口近く
 に立った。その気配で何気なく横を向くと
 ドアのガラス越しに庭のあざやかな綠と
 黄色の花が見えた。







 アメリカハマグルマの花だ。
 北アメリカ原産。よくはびこる生命力の強
 い雑草の花。

 rat&sheepさんは伸び放題にしていてと
 語るが、今がいいぐらいと観れば風情が
 感じられる。







 奥の方にベンチが見えた。







 ドアのガラスになにやら英文字。
 これも雰囲気がある。何回かでピントを
 合わせることができ、文字が浮き出た。


 客として店に来ていることを忘れてしま
 っていた。もちろん恥も忘れていた。

 ともかく思いがけずいい絵が撮れた。なか
 なか撮れない絵。この日のいい贈り物。 
 






 壁に展示されたハガキの絵画。
 裏に書かれた文章が気に入った一枚を作者
 のまきやしほさんの了解を得て撮影した。






 裏の文章。

 どのハガキの裏にも、表に描かれた絵に
 関連したウィットやエスプリのある、爽やか
 な風に吹かれたような短い文が記されて
 いた。


 一枚ひっくり返して読むと、他も次々とひっ
 くり返して読みたくなる文章だった。
 何枚かひっくり返して読んだ。

 質朴な手作り感の詩集も良かった。 


 展示会のタイトルは、「まきやしほ絵画展~
 私からあなたへ~」。来る6月29日(土曜日)
 まで開催されているという。


 rat&sheep。
 店のことはHPで確認できる。
 所在地は浦添市港川2-13-9
 TELは 098-963-6488

 料理はうまい。経営者のご夫婦もまたいい。
   
 
 国道や市道からの入口が分かりにくいので、
 事前確認した方が良い。






 rat&sheep。 
 





 旧外人住宅街。観光客が多い。
 レンタカーが道路に多く駐車している。
 
 rat&sheepは、この路地をまっすぐ進ん
 だ突き当たりの左側。突き当たりは駐車
 場で4~5台可能。






 帰りに通りから見えた別の店の窓。
 セザンヌの静物画のようだった。





 rat&sheepとは全く関係ないが、この日に
 撮った朝陽の写真を同じ日のよしみで掲載
 する。


 朝陽が撮れそうな天候だった。浜比嘉島
 か平敷屋あたりに行こうと向かった。

 浜比嘉島は間に合いそうになかった。屋
 慶名漁港方面に向けて進む。途中、三脚
 を据えて朝陽を撮っている男性がいた。
 
 見ると海中道路に架かる橋の後方を朝陽
 がゆっくりと昇っていく。






 近くに位置取ると邪魔をしてしまう。
 状況を活かすしかない。男性のシルエット
 をつくり後方のやや横から撮った。







 男性が位置を変えたので、朝陽を正面から
 捉えることができた。男性のシルエットをや
 はり組み入れた。

 男性の写っていないショットも何枚か撮った
 が、男性のシルエットのある方がいいように
 思う。







 朝陽の撮影後、男性の方と話をすることが
 できた。野鳥の撮影に強く興味があるよう
 だった。

 


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