すばらしい波や怒濤が撮りたい
残波岬
国頭村
国頭村
うるま市平敷屋海岸
少年の頃、台風が近づくと荒れる海を見に行った。
船着き場の突堤に、繰り返し繰り返し打ち寄せ、高く舞いあがり落ちてくる
波しぶきの下に入っては素早く逃げる遊びをした。もうかなり昔のことだ。
海と山しかなかった離島で、あの頃は怖いもの知らずだった。
台風の接近など、風が強く波が高い日は海を見に行きたくなる。
風の方角、速度、波の高さ、潮の満ち引きなど新聞やインターネットで調べ、
行こうか行くまいか、どこに行くかいくつかの場所が頭の中に浮かんでくる。
素晴らしい波や怒濤が撮れた日は最高に幸せだ。
調べた情報と現地は違う場合もある。遠い場所だと気落ちしてしまうが、
別の素晴らしい被写体に出くわす場合もあり、気の持ちようだ。
近くの給油所に出張してもらい自家用車のバッテリーを交換。午前、残波岬に
波の様子を見に行った。灯台側駐車場への2つ入り口は、台風接近のため鉄
骨の扉や張り縄でそれぞれ閉じられ立ち入り禁止となっていた。
観光客はまばら(いつもは多くの外国の観光客で賑わっている)。
立ち入り禁止に戸惑っている様子であった。車を降り徒歩で灯台の方に向かっ
ていく姿も見られた。
海上は波のうねりもなく比較的穏やか。新聞情報では、今日の中南部地域の
風向きは「北東→西」「波高5→10」「海上最大風速45」となっている。この風
の方向だと残波岬の波はあまり高くない。灯台の近くで波の様子を確認したか
ったがあきらめ引き返した。